pcat の説明
1.プログラムの概要
Windows には type コマンド、Linux には cat
コマンドがあり、それぞれ機能としてはテキストファイルの
中身をすべて画面表示するもので、コマンドモードで動作します。
ところが、Windows で文字コードが utf8 のテキストファイルを type コマンドで表示すると、文字化けします。
一方、Linux で文字コードが SHIFT_JIS のテキストコードを cat
コマンドで表示すると、やはり文字化け
します。
これらの欠点を克服するために、Windows でも Linux でも今回作成したコマンド pcat では
Shift_JIS でも
utf8 でも文字化けすることなくテキストファイルの中身を表示することができます。さらにそのファイルの
文字コードを最後に表示してくれます。
欠点としては、type コマンドと cat
コマンドはバイナリファイルでも文字化けしながらでも表示できるのに対して、
pcat は表示できずに、その旨アラームを出すに止めているということだけです。
2.使い方
pcat.exe または pcat は path の通ったフォルダーに保存してください。
使用フォーマット
pcat 対象テキストファイル.txt
対象テキストファイル.txt は、フルパス名を指定してください。
ただし、現在のフォルダー上にある場合は、いきなりファイル名の指定をしても大丈夫です。
使用例
上記の例でもわかるように、対応するテキストファイルは csv ファイルも含めて
ascii
SHIFT_JIS
utf-8
ISO-2022-JP
EUC-JP
の各文字コードに対応していて文字化けしません。これは、type や cat コマンドにない特徴です。