editcsv(.exe) の説明
2024/12/08
このプログラムは生成AIの Copilot を使ってその基幹部分を作成し、さらに手作業で不足の部分を手作業で修正してできたものです。
editcsv は csv ファイルをデータとして利用してキーワードで検索、修正、追加、削除するユーティリティーです。
csv ファイルは Microsogt Excel やその互換ソフトで検索・表示・編集が出来ますが、タイトル数が多いときやデータ行数が多い時にはその編集に不自由を感じることが多々あります。
本ユーティリティーはその欠点を補うべく、条件を満たした csv ファイルであれば、どのようなデータであっても簡単に検索表示が快適に行えるように工夫したものです。以前に公表した pcsv に対して、さらにデータの修正、追加、削除をこのユーティリティーでできるようにしたものです。
また、このユーティリティーはキャラクターベースで使用します。すなわち、Windows 上のコマンドプロンプト、Windows PowerSell または
PowerShell 6 以上で動作します。
Windows PowerSell または PowerShell 6
以上で動作させない場合は、検索キーワードの色付け表示が正常に表示できませんのでご注意ください。
Linux 版の editcsv は LinuxMint 22.0、 Windows10 および Windows11 の Windows ターミナル、および WSL (Windows Subsystem for Linux の Ubuntu 24.04)で動作確認をしています。
操作はキーボード入力が主になります(マウスはほとんど使用しない)ので、キーボード操作の苦手な方にはご利用をお勧めいたしません。
Windows版、Linux版とも特に追加するモジュール等は必要ありません。
Windows版は、Windows ターミナルで動かしてください。
コマンドプロンプトでは着色された文字が正常に表示されず、色表示のエスケープシーケンスコードが
データに追加してそのまま表示されてしまいます。
対象となる CSV ファイル(拡張子は .csv )は Microsoft Excel またはその互換ソフトで作成・編集し、csv
ファイルで保存したものを使用してください。
あるいは、表題の1行目だけをカンマ(,)区切りのテキストファイルを作成して、拡張子を .csv で保存したものでも使用できます。
ファイルの1行目はデータの表題になっている必要があります。
表題がない場合には1行目のデータが表題とみなされてしまいます。
1行目の表題だけの csv ファイルであれば、そのファイルにデータの追加からすぐにこの editcsv を使用することができます。
csv ファイルの文字コードは SHIFT_JIS(CP932) でも utf8 でも構いません。
対象とするサンプルファイル sample.csv を用意しました。ダウンロードはこちらです。
ファイルの内容は以下のように簡単なものです(中身はすべて実在しないものです)。

アドバイス: editcsv.exe は path の通ったディレクトリに保存しておいてください。
そうすればどのディレクトリにおいても簡単に起動できます。
起動コマンド: editcsv ファイル名.csv です。
editcsv.exe がパスの通ったディレクトリに保存されていることを前提に説明を続けます。
editcsv.exe がパスの通ったディレクトリにない場合は、editcsv.exe のフルパス名で起動してください。
editcsv --help と入力すると、簡単な説明が表示されます。
サンプルファイルの sample.csv が c:\temp にあるとして、プログラムを起動します。
ここで
1 = 検索/修正/削除
2 = 追加
3 = 上書きして終了
4 = 上書きせずに終了->
のいずれかのメニュー番号を選択し、入力して ENTER を押します。
(入力の数字は以後すべて半角でお願いします)
1 = 検索/修正/削除

キーワード1に「山田太郎」を入力し、キーワード2には ENTER のみ入力すると
上手のように検索結果が表示され、
1=次のデータ表示
2=次のデータ以降すべて表示
3=データの修正
4=データの削除
5=終了
のメニューが表示されます。
また、キーワード2を入力すると

として、 AND 検索か OR 検索を選択することができます。
1. 3=データの修正
3=データの修正 を選択した場合、

となって、修正する項目を聞いてくるので、データ項目の番号を入力します。
例として、3の電話番号を修正する場合の例で示します。

[入力時の注意]
データの修正と追加において、データを入力する場合、各データには複数行の入力が可能です。
そのため、データ入力を完了するには少なくとも1行入力して ENTER を押してから、
Windows の場合は Ctrl + Z、Linux の場合は Ctrl + D で入力が完了になります。
一般的な入力方法をは違うので注意してください。
修正のための入力は項目の順序にかかわらず何回でもどの項目にでも行えます。
1. 4=データの削除
上手のように、まず 4=データの削除 を入力すると
データを削除しました と表示され、他に検索対象のデータがなかった場合には
データの検索が終了しました。 と表示されます。
そして、また最初からデータ検索が始まるので、キーワード1 に何も入力せず ENTER を押すと、データの一番最初の物が表示されます。
ここで 5=終了 を選択して ENTER を押すと
1 = 検索/修正/削除 2 = 追加 3 = 上書きして終了 4 = 上書きせずに終了->
が出てくるので、3 = 上書きして終了 を選択して、削除が行われてPC上にあるデータをディスクに上書き保存します。
すると、
データを上書きして終了しました と表示されてプログラムが終了します。
削除したものを取り消す場合は 4 = 上書きせずに終了 を選択してください。
終了の仕方は上に説明したとおりです。